大豆ミートの基礎知識

最新の大豆ミート食品は、おかずタイプの商品は夕飯の主菜として十分満足できる味です。また、おつまみやおやつに使えるタイプ、ひき肉や小間切れのように、料理の材料として使えるタイプなど、様々な商品が揃っています。

大豆の栄養が、主菜、副菜、食材としておかずで摂れる

大豆ミートは、大豆を原料としているため「大豆の栄養が主菜や、副菜、食材としておかずでたっぷり摂れる」のが特徴です。原料となる大豆粉は、搾油後の脱脂大豆を粉末化したもの(最近では丸大豆を原料としているものもあります)が一般的に使用されています。

「植物性たんぱく質」が豊富

大豆ミートは、三大栄養素のひとつである「たんぱく質」が豊富に含まれているのも大きな特徴です。大豆が主原料であるため、たんぱく質のバランスが良く、良質なたんぱく質を摂ることができます。また、たんぱく質以外にも、大豆ミートの主原料である「大豆」には、腸内環境の改善などへの効果が期待できる食物繊維をはじめ、大豆イソフラボンも含まれています。さらに、大豆には、カルシウム、カリウム、鉄分、マグネシウム、亜鉛、マンガン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンEなどの様々な栄養素も含まれています。

大豆ミート食品類の種類について

大豆ミートには、保存方法、形状や用途によって様々な種類のものが存在します。

大豆ミート商品の一般的な種類

市販の大豆ミート商品は、大きく「素材タイプ」と「おかずタイプ」、そして、「メニュータイプ」の3つに分かれます。

  • 「素材タイプ」の種類

水やお湯で戻して使う①乾燥タイプをはじめ、常温保存が可能な②レトルトタイプ、③冷凍タイプ、そして④チルドタイプの4種類があります。

種類特徴
乾燥タイプ 長期保存、常温保存が可能で、水でもどして使用する 形状としては、
ミンチ、スライス、ブロック等がある
レトルトタイプ水戻し、殺菌されており、常温保存が可能 形状としては、
ミンチ、スライス、ブロック等がある
冷凍タイプ 冷凍保存されており、解凍し、そのまま使用することができる
チルドタイプ 水で戻して絞った状態の大豆ミートがパックで提供されている
  • 「素材タイプ」形状と使い方

素材タイプの大豆ミート商品は、ミンチ、スライス、ブロックなど、様々な形状に加工されています。それぞれの特徴を活かし様々な料理に活用されます。

種類(形状)   主な使い方
ミンチ  ひき肉のようなそぼろ状の大豆ミートで、ひき肉同様、キーマカレーやミートソース、
ハンバーグや麻婆豆腐等様々な料理に活用可能。
スライス  薄くスライスされているため、炒め物等に最適。焼肉や生姜焼き、肉じゃが、
ハヤシライス等、通常のスライス肉と同様に幅広く使用可能。
ブロック  一口サイズで、唐揚げや酢豚、カレーなどに使用可能。食べ応えがあり、
大豆の風味が感じやすく、カレーやシチューなど味の濃い料理にも最適。

  • 「おかずタイプ」の大豆ミートについて

「おかずタイプ」の大豆ミートは、メーカー各社が、ハンバーグやミートボール、から揚げ、ハムカツ、等の人気の総菜や加工食品として提供しており、主に、チルド売り場や冷凍食品売場で販売されています。

「メニュータイプ」の大豆ミートは、麻婆豆腐やガパオライス、ミートソース等人気のおかずとして、主にチルド売り場や常温売場で販売されています。